【 睡眠コラム 】目覚めのコツ

【 睡眠コラム 】目覚めのコツ

 

 

 

 

目覚めがよくない、起きた直後がけだるい日はそのまま一日中冴えないなんてことはあり ませんか?たまに「今朝はスッキリ目覚めた」と思う日もあるのですが続かないのです。

 

 睡眠時間が足りないのではありません。起きるタイミングの問題なのです。 眠りには周期があり、ヒトはレム睡眠のときに、スッキリと目を覚まします。

 

 入眠後、脳は徐々に深く眠り始めます。最も休息しているのは約 1 時間後。少々の物音では 目が覚めません。この段階を「ノンレム睡眠」と呼びます。その後眠りは次第に浅くなり「レ ム睡眠」が訪れます。心拍や血圧は不規則になり、呼吸は速く筋肉が緩みます。夢を見る時 間帯です。脳は目覚めに近い状態。レム睡眠の後、脳は再び眠り始めます。ノンレム、レム の周期はおよそ90分。一晩にこの周期を4~5回繰り返します。

 

目覚めのコツはこの周期の応用にあります。個人差がありピッタリ90分の倍数とはいき ませんが、レムのときに目を覚ますよう就寝・起床時間を調整します。

目覚ましが鳴らなくても自然に目が覚めたならレム睡眠。セットした時間までにたとえ 20~30分余裕があっても再度眠らないこと。「あのとき起きていればよかった」と悔や むことになります。

 

心地よい目覚めのタイミングがつかめたら、自分の睡眠リズムを強固にしましょう。 最も効果的なのは起きたら朝日を浴びること。光が脳を刺激します。 散歩や体操など、毎日決まった起床習慣を持つのも良いでしょう。シャワーなら熱めの短時 間。「おはよう」と声をかけ、朝の挨拶をすることも自分の覚醒度を上げます。 朝食はしっかり食べましょう。

 

 いずれも交感神経系を刺激して活動のホルモンや代謝を活発化する働きがあります。 毎日続けるとリズムが強化され、レム睡眠時に目が覚めるようになります。

 

睡眠コラム 一覧に戻る